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◎ジリーの庭で/エレン・ハワード寺岡襄・訳渡辺則子・絵 ほるぷ出版
◎父ー娘近親姦「家族」の闇を照らす/ジュティス・L・ハーマン斎藤学・訳 誠信書房
◎ブロークン・ダブー 親子相愛の家族病理/B、&R、ジャスティス 新泉社
◎性的虐待を受けた人のポジティブ・セックス・ガイド/ステイシー・へインズ伊藤友里 明石書店
◎児童性的虐待/ディヴィッド・ジョーンズ 世論時報社
◎近親相姦症例とその分析/S・フォワード、C・バック 河出書房新社
◎強姦する父娘への性的虐待/バルバラ・カーフェマン、イングリット・ローシュテーター 未来社
◎性的攻撃強姦の精神病理/D.J.ウェスト、C.ロイ、F.L=コルス、作田明・訳 金剛出版
◎子どもの性的虐待と国際人権/ロジャー・JRレヴェスク、萩原重夫・訳 明石書店
◎汝わが子を犯すなかれ 日本の近親姦と性的虐待/池田由子 弘文堂
◎子どもと性被害/吉田タカコ 集英社新書
◎子どもの性的虐待/北山秋雄 日本看護協会出版会
◎子どもの性的虐待その理解と対応をもとめて/北山秋雄・編 大修館書店
◎セクシャルアビューズ家族に壊される子どもたち/山口遼子 朝日新聞社
◎わたしのからだよ!/ロリー・フリーマン・文キャロル・ディーチ・絵田上時子・訳 木犀社
◎わたしのからだよ!教則本子どもを性的虐待から守るための入門書 不快なふれあいには、「いや」と言うことから 木犀社
◎ライオンさんにはなそう/パトリシア・キーホー田上時子・訳 木犀社
◎ライオンさんにはなそう教則本性的虐待を受けた子どもを助けるための入門書 いやなことがあったことを話すことから 木犀社
◎心的外傷と回復/ジュディス・L.ハーマン、中井久夫・訳 みすず書房
◎心的外傷の危機介入短期療法による実践/ハワード・J.パラド,リビー・G.パラド・編 金剛出版
◎心的外傷を受けた子どもの治療愛着を巡って/ビヴァリージェームズ 誠信書房
◎虐待を受けた子どものプレイセラピー/エリアナ・ギル、西澤哲・訳 誠信書房
◎虐待を受けた子どもの治療戦略被害者からサバイバーへ/シェリル・L.カープ,トレイシー・L.バトラー 明石書店
◎心への侵入性的虐待と性暴力の告発から/中嶋一成,宮城由江 本の時遊社
◎児童虐待家族臨床の現場から/家族心理学年報15日本家族心理学会・編 金子書房
◎子どもの虐待その実態と援助/津崎哲郎 朱鷺書房
◎子どもになれない子どもたち/津崎哲郎 筑摩書房
◎児童虐待ゆがんだ親子関係/池田由子 中公新書
◎児童虐待を認めない親への対応リゾリューションズ・アプローチによる家族の再統合/アンドリュー・ターネル他 明石書店
◎愛されたいを拒絶される子どもたち虐待ケアへの挑戦/椎名篤子 大和書房
◎PTSD人は傷つくとどうなるか/加藤進昌樋口輝彦不安抑うつ臨床研究会 日本評論社
◎封印された叫び心的外傷と記憶/斎藤学 講談社
◎児童虐待危機介入編/斎藤学・編 金剛出版
◎禁じられた知精神分析と子どもの真実/アリス・ミラー 新曜社
◎児童虐待ソーシャルワークアセスメント/英国保健省・編 ミネルヴァ書房
◎子どもを虐待から守る制度と介入手法イギリス児童虐待防止制度から見た日本の課題/峯本耕治 明石書店
◎児童虐待の発見と防止親や先生のためのハンドブック/ジェームズ・A・モンテリオン 慶應義塾大学出版会
◎子どもの虐待防止・法的実務マニュアル改訂版/日本弁護士連合会子どもの権利委員会 明石書店
◎子供の愛し方がわからない親たち 児童虐待、何が起こっているか、どうすべきか/斎藤学 講談社
◎加害者は変われるか? DVと虐待をみつめながら/信田さよ子 筑摩書房
◎虐待という迷宮/信田さよ子,上岡陽江,シャナキャンベル 春秋社
◎虐待と思春期思春期青年期ケース研究/本間博彰,岩田泰子・編 岩崎学術出版社
◎子どもの虐待 子どもと家族への治療的アプローチ/西澤哲誠 信書房
◎性虐待を生きる力に変えて第1巻『親と教師のためのガイド−子どもの性的行動・きょうだい間の性虐待』 明石書店
◎性虐待を生きる力に変えて第2巻『小さな女の子・男の子のためのガイド』 明石書店
◎性虐待を生きる力に変えて第3巻『10代の少女のためのガイド』 明石書店
◎性虐待を生きる力に変えて第4巻『子どものころに性虐待を受けた女性のためのガイド』 明石書店
◎性虐待を生きる力に変えて第5巻『子どものころに性虐待を受けた人のパートナーのためのガイド』 明石書店
◎性虐待を生きる力に変えて第6巻『性暴力を生き抜いた少年と男性の癒しのガイド』 明石書店
◎沈黙をやぶって/森田ゆり・編 築地書館
◎癒しのエンパワメント性虐待からの回復ガイド/森田ゆり 築地書館
◎子どもと暴力子どもたちと語るために/森田ゆり 岩波書店
◎子どもの虐待その権利が侵されるとき/森田ゆり 岩波ブックレットno.385
◎子どもが被害にあったとき/窪田容子・村田邦子 三学出版
◎性暴力の理解と治療教育/藤岡淳子 誠信書房
◎子ども虐待と性教育/浅井春夫 大修館書店
◎子どもの性虐待スクールカウンセラーと教師のための手引き/石川瞭子 誠信書房
◎子どもの虐待防止最前線からの報告/児童虐待防止制度研究会・編 朱鷺書房
◎性虐待をふせぐ子どもを守る術/石川瞭子・編 誠信書房
◎わが子をどう守るか 不登校・虐待・治療・いじめ・教育・法律/石川憲彦他 学苑社
◎性被害のふせぎ方家庭と学校/君和田和一・編 京都・法政出版
◎子ども虐待対応の手引き/日本子ども家庭総合研究所・編 有斐閣
◎ワーキングウィズウィメン性暴力被害者支援のためのガイドブック/フェミニストセラピィ研究会・編 フェミックス
◎生きる勇気と癒す力性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック/エレンバス,ローラデイビス 三一書房
◎暴力被害と女性理解・脱出・回復/村本邦子 昭和堂
◎サバイバーズハンドブック性暴力被害回復への手がかり/性暴力を許さない女の会・編 新水社
◎誰にも言えなかった子ども時代に性暴力を受けた女性たちの体験記/エレンバス,ルイーズソーントン 築地書館
◎暴力の起源人はどこまで攻撃的か自然誌選書/A・モンターギュ尾本恵市、福井伸子・訳 どうぶつ社
◎レイプ踏みにじられた意思/スーザンブラウンミラー 勁草書房
◎人はなぜレイプするのか進化生物学が解き明かす/ランディ・ソーンヒル,クレイグ・パーマー 青灯社
◎性犯罪被害にあうということ/小林美佳 朝日新聞社出版
◎土の中の子供/中村文則 新潮社
◎尊属殺人罪が消えた日/谷口優子 筑摩書房
◎日本の子殺しの研究/佐々木保行・編 高文堂
◎甦える魂性暴力の後遺症を生きぬいて/穂積純 高文研
◎解き放たれる魂性虐待の後遺症を生きぬいて/穂積純 高文研
◎拡がりゆく魂虐待後遺症からの「回復」とは何か/穂積純 高文研
◎こころの科学特集・非行臨床/生島浩・編2002年3月No102 日本評論社
◎現代のエスプリ 特集・トラウマとアダルト・チルドレン/斎藤学・編1997年5月号 至文堂
◎犯罪心理臨床/生島浩、村松励・編 金剛出版
◎ボディ・クリティシズム啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化/バーバラ・M.スタフォード 国書刊行会
◎オスとメス性の不思議/長谷川真理子 講談社現代新書
◎ヌカカの結婚虫たちの不思議な性戦略/森川幸人 新紀元社
◎乱交の生物学精子競争と性的葛藤の進化史/ティム・バークヘッド、小田亮、松本晶子・訳 新思索社
◎ヒトとサルのあいだ精神はいつ生まれたのか/吉田脩二 文藝春秋
◎愛のなりたち/H・F・ハーロウ、浜田寿美男・訳 ミネルヴァ書房
◎性を再考する性の多様性概論/橋本秀雄、花立都世司、島津威雄・編 青弓社
◎男でも女でもない性インターセックス(半陰陽)を生きる/橋本秀雄 青弓社
◎性分化障害の子どもたち医療空白地帯の現状/橋本秀雄 青弓社
◎ブラジャーをする男たちとしない女/青山まり 新水社
◎狙われる子どもの性 子ども買春・ポルノ・性的虐待/ジュディスエニュー 啓文社
◎少女売買インドに売られたネパールの少女たち/長谷川まり子 光文社
◎日本売春史遊行女婦からソープランドまで/小谷野敦 新潮選書
◎雑誌潮特別企画・日本人の歪められた性と幼児虐待昭和47年3月号 潮出版社
◎「若者の性」白書第6回青少年の性行動全国調査報告/日本性教育協会・編 小学館
◎この子を救えるのは、わたしかもしれない/ワールド・ビジョン・ジャパン・編
◎子どもと健康の世界地図 劣悪な環境に置かれた子どもたち/平野裕二・訳 丸善
◎児童労働世界の子どもたちは今/アムネスティインターナショナル 日本リブリオ出版
◎子ども兵士世界の子どもたちは今/アムネスティインターナショナル 日本リブリオ出版
◎子ども人身売買世界の子どもたちは今/アムネスティインターナショナル 日本リブリオ出版
◎母が重くてたまらない墓守娘の嘆き/信田さよ子 春秋社
◎母という暴力/芹沢俊介 春秋社
◎母を支える娘たち ナルシシズムとマゾヒズムの対象支配/高石浩一 日本評論社
◎バッド・マザーの神話/J.スウィガート、橘由子,青島淳子・訳 誠信書房
◎母親業の再生産 性差別の心理・社会的基盤/ナンシー・チョドロウ 新曜社
◎母親にしかできないこと思春期を暴走する少女たちとの日々/シェリル・デラ セガイースト・プレス
◎娘が母を拒む時癒しのレッスン/イヴァン・S・バソフ 創元社
◎母は娘がわからない子離れのレッスン/イヴァン・S・バソフ 創元社
◎親の毒親の呪縛/岸田秀,原田純 大和書房
◎父よ、母よ、子よ今日の歪んだ家族を考える/山田和夫 潮文社
◎子別れのフォークロア/本田和子 勁草社
◎<現代家族>の誕生幻想系家族論の死/岩村暢子 勁草書房
◎普通の家族がいちばん怖い破滅する日本の食卓/岩村暢子 新潮社
◎リストカット誰か気づいてくれたら/岡田敦 窓社
◎リストカット自傷行為をのりこえる/林直樹 講談社現代新書
◎システムと進化家族療法の基礎理論/リン・ホフマン 朝日出版社
◎近代家族とフェミニズム/落合恵美子 勁草書房
◎日本の家族身の上相談に見る夫婦、百年の変遷/有地亨,植木とみ子 海鳥社
◎女性と家族の変容ポスト・ファミリーへ向けて/水田宗子・編 陽書房
◎妻が危ない主婦の精神衛生相談/池田由子 弘文堂
◎引き裂かれた子どもたち親の離婚と子どもの精神衛生/池田由子 弘文堂
◎家族依存症仕事中毒から過食まで/斎藤学 誠信書房
◎ネットワーク・セラピーアルコール依存症からの脱出/斎藤学 彩古書房
◎嗜癖する社会/アン・ウィルソンシェフ 誠信書房
◎家族力の根拠/亀口憲治 ナカニシヤ出版
◎家族のイメージ/亀口憲治 河出書房新社
◎家族の問題こころの危機と家族のかかわり/亀口憲治 人文書院
◎家族療法的カウンセリング21世紀カウンセリング叢書/亀口憲治 駿河台出版社
◎家族臨床心理学子どもの問題を家族で解決する/亀口憲治 東京大学出版会
◎家族臨床心理の展望家族心理学年報1/日本家族心理学研究会・編 金子書房
◎講座家族心理学3巻親と子その発達と病理/国谷誠朗・編 金子書房
◎講座家族心理学6巻家族心理学の理論と実際/岡堂哲雄・編 金子書房
◎家族心理学講義/岡堂哲雄 金子書房
◎家族システムの心理学〈境界膜〉の視点から家族を理解する/亀口憲治 北大路書房
◎乳幼児の心身発達と環境大阪レポートと精神医学的視点/服部祥子,原田正文 名古屋大学出版会
◎父親の技術「幸福な父親」への設計詫摩/武俊 東急エージェンシー
◎親子共学子どもに伝えたい大切なこと/村瀬幸 スタジオ・オズ
◎子育ての精神医学思いこみから自由になるために/石川憲彦 「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」ブックレット
◎子どもの貧困子ども時代のしあわせ平等のために/浅井春夫、松本伊智朗、湯沢直美・編 明石書店
◎<いじめ学>の時代/内藤朝雄 柏書房
◎いじめの社会理論その生態学的秩序の生成と解体/内藤朝雄 柏書房
◎いじめと現代社会「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ/内藤朝雄 双風舎
◎親たちが語る登校拒否108人のノンフィクション 世織書房
◎引きこもりを恐れず/高岡健 ウェイツ
◎現代病/吉本隆明、高岡健 ウェイツ
◎人格障害論の虚像ラベルを貼ること剥がすこと/高岡健 雲母書房
◎新しいうつ病論絶望の中に見える希望/高岡健 雲母書房
◎自閉症論の原点定型発達者との分断線を超える/高岡健 雲母書房
◎発達障害という記号メンタルヘルス・ライブラリー/松本雅彦,高岡健 批評社
◎発達障害の子どもたち/杉山登志郎 講談社現代新書
◎やさしい発達障害論/高岡健 批評社
◎脳科学と発達障害ここまでわかったそのメカニズム/榊原洋一 中央法規
◎精神科医ははぜ心を病むのか/西城有朋 PHP
◎精神科医というビョーキ/富田伸 西日本新聞新書
◎心に狂いが生じるとき精神科医の症例報告 岩波明新潮社
◎精神疾患は脳の病気か?向精神薬の科学と虚構/エリオットS.ヴァレンスタイン みすず書房
◎心を病むってどういうこと?精神病の体験者より/古川奈都子 ぶどう社
◎心の病は、こうしてつくられる児童青年精神医学の深渕から/石川憲彦,高岡健 批評社
◎孤立を恐れるな!もう一つの「一七歳」論/石川憲彦,高岡健他 批評社
◎<病>のスペクタクル生権力の政治学/美馬達哉 人文書院
◎生きてみようよ!心の居場所で見つけた回復へのカギ/松浦幸子 教育史料出版会
◎わたしのお母さん/菊地澄子・作山根旭・絵 北水
◎いのちを産むお産の現場から未来を探る/大野明子・文、宮崎雅子・写真 学研

 4月になって家庭人の舞台から降りたら、やり始めようと思っていたことが、いくつかありました。
その中の一つが、自分の中にある「気になる問題」を、時間をかけてゆっくりと、「自分なりに」考えてみたいということだったのです。
そして、一番初めに取り組むテーマも、決めていました。
「児童への性的虐待」
その問題は、深く根源的で、我々の存在に直結する問題をはらんでいると考えるからです。
腹の底から湧き上がってくる嫌悪感、直視することや話題にすることすら避けたいタブー感、そんなことが自分の身近にある「はずがない」と思う現実感・・・・・・
性的虐待への完全否定の感覚が、より自然で、揺るぎなく正しい判断であり、周囲へ同意確認するまでもない大前提と感じるのは、なぜなのか?
誰もが疑うことなく感じる「大前提の領域」は、社会的な影響や文化や倫理的な次元ではなく、人間のより初源的な領域であるはずです。
より自然に感じるなら、自然な分、深いはずです。
より問題にならない領域は、問題にならない分、古いはずです。
小賢しい理論や、良心や言葉なんかに安易に納得したりしないで、もっと深く、もっと古く辿ってゆきたいのです。
そこに、立ってみたいのです。

列記した本は、私が図書館を通じて全国から取り寄せ、読んで有益に感じた本です。
同じぐらいの量の本が、取り寄せ不可でした。
また、それ以上の量の本を、探求本としてお願いしている状態です。
(2008年12月)