以前『唯脳論』を読んで、養老氏の脳化社会の考えには、とても触発されることが多かったです。
この本では、身体観というより、心身2元論について「脳」という立場から、光が当てられています。
身体を生物学的系統として考えてみると、「身体」は「視覚系」とそれに由来する脳の部分を中心に認識されることであり、「心」は「聴覚運動系」とそれに関連する脳の部分での認識であるらしいです。
又、「言語」は「視覚と聴覚に共通する部分」での脳活動なのだそうです。
人類が、心身2元論として「考えてしまう」のは、「心」「身」が別部位で活性化されるという、そんな脳の構造を「持ってしまっている」必然なのです。
まあ「脳の癖」ですな。
なんだ〜そうか。
でも脳のやつは、なんで心と身体ってものを「考えついた」のだろう。
う〜ん、分らん?!と俺の「脳」は考えています。
(2006年1月)
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