楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌/武田雅哉 講談社選書メチエ

私は、武田中毒者なのであります。

武田さんが提出してくれる「中国」という鏡を使って、「日本人」という「思考身体」を再確認しては、撫ぜまわしたり、嫌悪感を募らせたりするのです。
この「鏡化思考行為」は、強力な中毒性を持っており、新刊が出る度に、本を片手にニマニマと笑みを浮かべて、自分の「無自覚な尺度」を弄びます。

もう、止められません。

中毒者や依存者の多くがそうである様に、自分の快楽は、自分だけのものであればよくて、他者に対しては無関心なのです。
しかし、中毒者が無関心でも、この「思考行為」は感染力を持ち、私の口や、書物のページから漏れ出て、多くの人の「思考身体」を蝕んでゆくのです。

どうですか?あなたも!

「日本人」辞めますか。それとも「武田」病めますか。

私は、健全に「日本人」を辞めました。

トットちゃんが出会った子どもたち/田沼武能写真集 岩崎書店

子どもの権利条約
第6条いのちのこと。

1ぼくらは、生きていいんだ。
ほかの人に殺されていいはずがない。
苦しんでなきゃいけないとか、
痛い思いをしなきゃいけない、
なんてことは、
絶対ない。

2だから、どんなときも、
ほくらが元気に生きて、育っていけるように、
できることは全部してほしい。

(文/小口尚子・福岡鮎美)


ConventionontheRightsoftheChildArticle6
1.StatesPartiesrecognizethateverychildhastheinherentrighttolife.
2.StatesPartiesshallensuretothemaximumextentpossiblethesurvivalanddevelopmentofthechild.
(2007年5月)